風の月光館惜別の祝宴 (横田順彌明治小説コレクション)
風の月光館惜別の祝宴 (横田順彌明治小説コレクション) / 感想・レビュー
スプリント
三部作どれも楽しめました。最終巻はオールスター総出演という感じですがレギュラーメンバーが一人退場します。外伝や登場人物の評伝など他の作品も探して読んでみたいと思います。
2018/01/28
てっちゃん
横田順彌明治小説コレクションの最終巻。あまりにも面白くて続けて読んでしまった。「風の月光館」の連作は謎の提出だけで答えがないような感じだけど、SFと思えば別に気にならない。「惜別の祝宴」は世の中に対して表沙汰にはなっていないけど、実は結構な大事件だと思う。最後はシリーズの登場人物勢揃いのハッピーエンドで読後感も良くて、このメンバーでもっと続きのはなしが読みたいと本当に思った。
2018/05/27
タケミチ
『風の月光館』『惜別の祝宴』ともに未読でしたので、一番ありがたい巻。素晴らしいシリーズでした。荒唐無稽ともいえるような事件が起きる中、物語にリアリティーを与えているのは、入念に調べ上げられたリアルな明治時代の風景。こんなことがあったかもしれない、と思わせてくれる。登場人物も魅力的で良い人ばかり。このシリーズを読んでいる間は、優しい夢でも見ているかのような幸福感に包まれていました。
2020/02/16
nekomatadesu
最終巻。 「風の月光館 」は、7編の未読短編で面白かった。 2巻目の「夢の陽炎館」と同様に不思議な話で終わっているけれども、最後の「雅」が良いな。 「惜別の祝宴」は、惜別とあるのでどの様な別れと祝宴が繋がるのか楽しみ。 この長編は各章の頭に野の時代の新聞記事を置く事でその時代に入りやすくなっていると思う。 で、読み終わってみると懸案の解決で終わって良かった、良かった。 次は「押川春浪回想譚」だね。
2017/12/17
うろっくす
面白かった。シリーズ通して満足のいく作品でした。もっと早く知っておくべきだったなぁ。
2020/11/20
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