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横溝正史ミステリ短篇コレクション1 恐ろしき四月馬鹿 (横溝正史ミステリ短篇コレクション 1)

横溝正史ミステリ短篇コレクション1 恐ろしき四月馬鹿 (横溝正史ミステリ短篇コレクション 1)

横溝正史ミステリ短篇コレクション1 恐ろしき四月馬鹿 (横溝正史ミステリ短篇コレクション 1)

作家
横溝正史
日下三蔵
出版社
柏書房
発売日
2017-12-22
ISBN
9784760149049
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横溝正史ミステリ短篇コレクション1 恐ろしき四月馬鹿 (横溝正史ミステリ短篇コレクション 1) / 感想・レビュー

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HANA

著者の膨大な作品群から初期の作品を選んだ一冊。後年の土俗や血縁に満ちた大長編や中期の耽美主義は欠片も見えず、都会風の洒落たコントや新青年独特の恐怖小説が中心。新青年を引き継いで、それまでとは一線を画した都会風の雑誌にした著者の面目躍如といったところか。とはいえやはり著者の本領は後年の耽美や重厚さにある事は間違いないし。ファンならばもうとっくに読んでるだろうけど、こういう方向からデビューしたという再確認が出来て面白いと思う。乱歩とも後年の作家同士の関係ではなく、作家と編集者としての立場からとか興味深いし。

2018/01/29

keroppi

横溝さん最初期の作品たち。かなりバラエティに富んでいる。殺人事件が起きないものもあるし、ユーモアに溢れたものもある。こうやって読んでくると、横溝さんの描写は絵的なものが多いような気がする。画家や写真家が登場人物となっているものも多く、色がテーマになっているものもある。この作品集の「画室の犯罪」に至っては、殺人現場がまるで絵のようだと綴られている。3巻続けて読んだが、こんなに横溝作品を読んだのは、学生の頃以来だな。そのせいか、何となく熱っぽくなってきて、明日からのゴールデンウィークをどうしようと思っている。

2018/04/27

紫陽花

数十年ぶりの再読。表題の「恐ろしき四月馬鹿」など14作品で構成されています。横溝さんの小説といえば、「殺人事件」なんですが、殺人事件が発生しない作品もあるなど、色んなパターンの話があります。ひとつの作品が短い分、それぞれの内容は濃いように思えます。今の時代には合わない内容のものもありますが、こういうときもあったんだなあとノスタルジックを感じながら読みました。

2023/04/09

ぐうぐう

横溝正史の小説は、1970年代に角川書店が仕掛けたメディアミックスにより、その多くが文庫化され、ベストセラーとなった。角川文庫に未収録のものも、90年代になって複数の出版社から刊行され、もはや手軽に読めない横溝作品などないのではないかと思っていたのだが、編者である日下三蔵の解説によれば、横溝作品をほぼ網羅した角川文庫も、現在では版を重ねているのは金田一ものばかりで、それ以外の作品は出版不況が続く中、入手困難な状態となっているのだという。(つづく)

2018/02/13

アラム

短編集だが予想外に読みすすめるのに時間がかかってびっくり。凄惨な事件ものではなく、ユーモアある作品たちであった。1つ1つはちょっと物足りないような気もするが…。

2021/01/13

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