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由利・三津木探偵小説集成2 夜光虫

由利・三津木探偵小説集成2 夜光虫

由利・三津木探偵小説集成2 夜光虫

作家
横溝正史
日下三蔵
出版社
柏書房
発売日
2018-12-26
ISBN
9784760150526
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由利・三津木探偵小説集成2 夜光虫 / 感想・レビュー

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HANA

横溝正史の金田一耕助以前の名探偵が活躍するシリーズ二巻。本書では表題作を始め追われる美少年、囚われの美少女、暗躍する怪人に謎めいた殺人事件と巨匠の持ち味である草双紙趣味が目一杯に詰め込まれている。どこを取ってもどの頁を開いてもまさに目くるめくロマンティシズムに溢れた作品ばかりである。あと思ったんだけど、こういうロマンティシズム溢れた小道具が横溢している本邦の草双紙って、泰西のゴシック小説に勝るとも劣らないんじゃないだろうか。推理小説ではない活劇が満ち満ちた探偵小説、存分に楽しませてもらいました。

2020/05/01

keroppi

白髪の探偵・由利先生と新聞記者・三津木俊助が活躍するシリーズ第2弾。震いつきたくなるような美女や輝くばかりの美少年や今の時代では表現もはばかる不具者たちが、芝居掛かった殺人事件に巻き込まれ、謎が謎を呼ぶ。上下2段組の500ページ弱にたっぷり詰まった懐かしきミステリ。堪能した。

2019/05/08

花乃雪音

由利先生、三津木記者全集の第2巻。表題作『夜光虫』他計8篇収録、今巻では推理小説というより探偵小説の印象が強い。雑誌連載の作品群のため、引きがいくつも盛り込まれいて頁をめくってしまう。表題作『夜光虫』は冒険活劇の趣がより強く、読んでいると子どもの頃に江戸川乱歩の少年探偵団を読んだ興奮を思い返させてくれる作品だった。

2020/05/29

まさ☆( ^ω^ )♬

第2弾も面白かった!8篇の中・短編、それぞれ金田一シリーズにも負けず劣らず面白い。時代背景もあるのだろうが、警察は全然当てにならず、由利先生も三津木君もちょっと行動が軽率w 特に三津木君、腕っぷしがてんで弱く、のされるシーンが多い印象。愛すべきキャラではあるんだけどね。

2021/04/14

麻友

図書館で借りて読了。ドラマ見た後に読み始めた由利麟太郎シリーズ2冊目。1作だけ(薔薇と鬱金香)だけ前に読んだ話だったので飛ばしました。どの話も耽美な感じがしつつ、物悲しい雰囲気が漂う横溝作品らしい話ばかり。また機会を見つけつつ由利麟太郎シリーズを読んでいくつもりです。

2020/08/22

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