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横溝正史少年小説コレクション1 怪獣男爵 (横溝正史少年小説コレクション 1)

横溝正史少年小説コレクション1 怪獣男爵 (横溝正史少年小説コレクション 1)

横溝正史少年小説コレクション1 怪獣男爵 (横溝正史少年小説コレクション 1)

作家
横溝正史
日下三蔵
出版社
柏書房
発売日
2021-06-30
ISBN
9784760153848
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横溝正史少年小説コレクション1 怪獣男爵 (横溝正史少年小説コレクション 1) / 感想・レビュー

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starbro

学生時代は、金田一耕助ブームで横溝正史の作品を沢山読みました。しかし横溝 正史が少年小説を書いているとは知らず、今回初読です。物語自体は面白いのですが、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズのパクリ感は払拭出来ませんし、洒落た感じはありません。小中学生に読んで欲しいですが、二段組、500頁では、手に取ってもらえません(笑) 続いてコレクション2へ。本シリーズは全七巻予定とのことです。 http://www.kashiwashobo.co.jp/book/b584089.html

2021/09/02

keroppi

横溝正史の少年小説を集めたシリーズ第1巻。3編を収録しているが、悪役は3編とも「怪獣男爵」。2と3に金田一耕助が登場する。それにしても、今の時代では差別語と言われる言葉が次から次へと出てくる。基本的に初刊本に準じたとのことで、言葉はそのままである。これを変えてしまっては、これらの作品の魅力は無くなってしまう。これだからこそ、荒唐無稽な世界と少年たちの活躍に酔いしれることが出来る。もちろん差別には反対だが、言葉を狩るだけでは差別は消えないと思う。挿絵も入っていて魅力的だが、背広姿の金田一は明智小五郎みたい。

2022/07/22

みゆき・K

連作三編。怪獣男爵は昭和23年(1948年)に出版、あとの二作品は昭和26年から月刊誌に連載された作品とは驚きです。70年以上前、今のような娯楽のない時代、当時の少年少女達は胸を踊らせながら読んでいたんでしょうね。怪獣、迷路、宝石、サーカス、気球…子ども達がワクワクする設定が満載。事件に巻き込まれて探偵以上に活躍する少年達のカッコ良さ!人それぞれ読書の好みはあれど、名作と言われるものは、老若男女、誰が読んでも惹きつけられるものではないでしょうか。一番良かったのは「黄金の指紋」。ああ、面白かった!

2021/08/25

らびぞう

久しぶりの横溝正史、そうして、江戸川乱歩の少年探偵団を彷彿させる「横溝正史少年小説コレクション」。それに、題名が「怪獣男爵」。それだけで、ワクワクする。もちろん、内容も、小学生の時に読んだ少年探偵団のように、どの短編にも、少年、それも利発で勇敢な少年たちが主人公なのだから、ウキウキ感もマックスになってしまう。そうして、悪役として登場する怪獣男爵の誕生が、フランケンシュタインを彷彿させるSFのようだ。怪人には、お約束の熱気球やアドバルーン(この話にはアドバルーンは登場しないが)、サーカス、せむしなどが登場。

2022/12/11

麻友

図書館で借りて読了。足掛け2年で読了です…面白そうだと思って開いたら2段になってたので時間かかるだろうなと思ったんですが案の定。でも、読み切って良かったです。今使っちゃいけない言葉のオンパレードですが、そこを変えちゃうと話も変わりそう。横溝正史はドロドロの話しか読んだことなかったので、こういうのもいいですね。

2023/01/08

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