精神科医が教える 良質読書
精神科医が教える 良質読書 / 感想・レビュー
けんとまん1007
良質の意味するものは何だろうか。100人100様、他人それぞれ。それだけ、本の読み方にもいろいろあっていい。
2024/04/22
ミライ
かつて読書嫌いであったという精神科医の著者が、「量」だけを追う読書ではなく「質」にこだわる読書を勧めた一冊。「100ページ読んで面白くないと思った本は読まなくてよい」「何種類もの本を同時に読む」「他ジャンルリンク読み」「音読のすすめ」などなど他の読書本にありそうな内容から、著者オリジナルの読書手法まで幅広く紹介されている。毎日情報がどしゃぶりのように降り注ぐ現代で読書はどうあるべきかを考えさせられる一冊だった。
2018/12/24
ユウユウ
散漫に読むことを肯定し、頂にある本や自分の限界を超えるような本を持つことの有効性を述べている。具体的方法というよりは読書する際の心持ちを説いてくれるような読書術本。著者の貧困妄想(「今後、本も買えなくなるかもしれない」という強迫観念に襲われ、かなりの本を購入しました/P140)には笑ってしまった。
2020/08/01
メタボン
☆☆☆ 異なるジャンルの本を併読し「リンク」させる、頂にある本に挑む、というのは参考になった。
2019/11/25
kana
名越先生、そうなの、そうなんだよねーってなる、読書週間にも先生のお人柄が滲み出る良い内容でした。膨大に積読し、複数の本をいつも読みかけにしてしまう私にとって、集中力ないからこそ「散漫力を活かす」読書のすすめは救いを感じました。でも真言密教をずっと読み続ける忍耐力と読解力には私は遠く及ばない。読書を楽しみつくす道は険しいなと、実は優しい口調で厳しい話をされてたんだなぁとじわじわ感じられます。
2023/06/11
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