GAUDIA: 造形と映像の魔術師シュヴァンクマイエル幻想の古都プラハから
GAUDIA: 造形と映像の魔術師シュヴァンクマイエル幻想の古都プラハから / 感想・レビュー
藤月はな(灯れ松明の火)
チェコのシュルレアリズムおじいちゃん夫婦の蒐集物の展覧室。コラージュや素材の組み合わせによるグロテスクな造形物は不気味でありながらもどこかキュートでひきつけられるものがあります。驚いたのは会陰や男根などの絵をコラージュした挿画を封入したミステリー。何それ、大胆!そして『オテサネーク 妄想の子供』に出てきた木の赤ちゃんのリアルすぎる口元は何度、見ても怖い!プロットとなった絵コンテの不気味さも断トツ!
2016/10/04
yn1951jp
「グロテスク、遊戯、魔術という聖なる『三位一体』は、ありとあらゆる蒐集物の陳列室(クンストカマー)の基本的な柱を表しており、想像という魔術世界、すなわち現代の実用本位で功利的な文明に対立するもうひとつの世界の窓となることを目指している。」チェコ・アヴァンギャルド芸術を継承するシュルレアリスト、シュヴァンクマイエル。『対角線の科学』(ロジェ・カイヨワ)だという。「シュールレアリスムは常に、美術にその『魔術的な威厳』を回復させようと試みている。」2005年神奈川県立近代美術館での展覧会図録の再編集。
2015/03/20
kyoh
四年前、葉山の美術館で企画展があった時に購入。 奇怪、醜悪、滑稽、出てくるイメージはこんなものばかりなのに、なんだか麻薬性がある、、、
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