ふれていたい
ふれていたい / 感想・レビュー
ほたて
かわいいピンクの装丁がぴったりの女の子小説。真剣な顔をされると、恥ずかしくて茶化してしまう。どうでもいいことはすらすら出てくるのに、肝心の一言を口にすることができないもどかしさ。恋する女の子のとまどいと不安と恍惚と欲望が詰まっていた。ピュアなだけじゃなくて、不満や弱さ、狡さもあって、きれいなだけの物語じゃないけれど。
2013/03/18
花
とてもよかった。物語は、キラキラと輝くような文章で描かれている。過去の恋、現在の恋、戸惑いながらも、自分で歩む道を見つけていく主人公カナ。物語は、簡単に読めてしまうけれど、その中には、ぎゅっと大事なことが詰まっている。生きるということ、死ぬということ、恋をすること、そして、大切な日常のこと。幸せも悲しみも含んだこの作品は、読むと、ふわりと心が温かくなる。素敵な作品だった。
2021/07/02
あつひめ
ピンクに花柄を散りばめたような装丁。女の子の日記帳をめくったような気がしました。誰に語るでもない、自分と向き合う自分探しをしているような・・・。恋に恋したお年頃から卒業なのかな?同じ目的に向かって進んでいる時ってそれが恋だと勘違いしてしまうこともある。自分が自分らしく、相手にも優しくできる・・・それが愛だときっと日本にたどり着く頃にはわかるかも。とってもいい人たちに恵まれた青春だなぁ。
2010/03/27
星落秋風五丈原
初めての彼・宗治との恋愛に戸惑いながらも日々を過ごす可南子。宗治との距離を縮めたいと思う一方で、過去にフィギュアスケートでペアを組んでいたナガルへの想いも心を巡る—。甘く痛く切ない恋を見事に描く、小手鞠るいの至高の純愛小説。
2008/04/06
ぶんこ
激甘! おばちゃん世代には、こそばゆい。 しかし、19歳の頃の自分を思い出して、「頑張って」と励ましてあげたい。
2013/12/22
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