女性のための般若心経
女性のための般若心経 / 感想・レビュー
すみの
数々の著作名から想像する女性達の悲しさ、激しさに反し、穏やかさ、安らかさがじわっと沁みてきます。得度され僧侶・行者となられた作家さんはお遍路の旅を毎年かかさないとか。般若心経は真言。ご先祖様や亡くなった方への一番良い栄養のあるお経だそうです。宗派は違えど般若心経を上げるのはいいかと。そして悩み、哀しみの元となる執着をなくすこと。大空から地上の自分を見つめるように俯瞰すると、また違った視点にたって自分のことがわかる…までの境地になれたらいいなあ。
2018/10/02
バーベナ
昔TVに出ていたころの、金髪で派手な外見からは想像もできない、律儀さ真面目さを持つ著者。ノンフェクションライターとして観察者の目を持ちながら、決して上から目線ではない彼女の言葉は、素直に耳を傾けたくなる。そんな現役僧侶。面白い話がひとつ~ペロッと嘘をつく癖がある人は、不動明王様の真言を唱えておくと、顔と名前を覚えてもらえて、地獄の入り口でお目溢しにあずかることができるそうですよ。
2012/03/23
Noriko S
タイトルに興味があったので読んでみた。派手な印象しか記憶になかったのだが、僧侶になられていたのかととても感心した。ご自分の体験を般若心経の教えと組み合わせて、難しいお経のお言葉なのだがとても理解しやすい。読んだあと心がほっこりした。
2021/11/26
skr-shower
般若心経は短いながらも全ての心理を含んでいるとか。作られた「上から目線の強面作者」ではない語り口です。
2017/10/16
あやちゃん
金髪でズバズバ言う人という派手な印象の著者が、仏門に入り驚いたのだが、 本の中の著者は全くイメージと違う人だった。 真面目で融通が利かない、正直で一生懸命な人。 多くの様々な女性を見てきた著者が、般若心経の中に救いを見出し、 生きるヒントをくれる。
2012/04/08
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