おいべっさんと不思議な母子
おいべっさんと不思議な母子 / 感想・レビュー
うりぼう
2月に買って、喜多川本にしては珍しく寝かせ、やっと読了。今が読むべきときだったのでしょう。この本は、七海と沙織の物語。それは、博史と恵子のお話でもある。有川浩の「海の底」ばりの状況だが、田舎なのか、まだまだ素朴な味わいがあり、ほっとする。おいべっさんと広場、そこには、何世代にも渡り、子供達の年齢を超えた成長の場があり、正にパワースポット。ここで磨かれた魂は、100まで残る。弥生さんは、灰谷さんの「天の瞳」、園長先生のようだ。年の功には、全てを包み込む優しさがある。この街でかかった芝居の中身が気にかかる。
2013/04/19
メタボン
☆☆☆ なかなか良い話でした。悪いことを隠し続けるのってすごく嫌な気分。だから沙織の気持ちも良くわかるし、正直に母に話して良かったと思う。この話では何と言っても寅之助が素晴らしい子。昔の価値観が現代の教訓になるという設定は、何だか今流行のドラマ「不適切にもほどがある」に通じるなと思った。
2024/02/15
Daisuke Oyamada
不思議な母子はどこからやってきたのか。まさにお見事、驚きのエンディングです。不思議な母子とありますが、とても素敵な母さんと、たくましい男の子のお話です。 主人公は小学校の先生。新学期の初日、不思議な転校生がやって来ます。その子の名前は、石場寅之助。色あせたTシャツに袴のようなチノパン姿。伸びきった長い髪を後ろに束ねた出で立ちと独特の話し方は、クラス中の視線を集めただけでなく・・・ https://190dai.com/2024/09/26/おいべっさんと不思議な母子-喜多川泰/
2024/09/21
ちょん
とても幸せな気持ちになって読了。読みやすくわかりやすい。何を伝えたいかが、ストレートに心に響いてきた。
2013/11/29
そのぼん
できれば思春期くらいのときに読みたい雰囲気の作品でした。インパクトは薄いけど優しいお話だったので、良かったかなと、感じました。
2013/05/10
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