ザ・インボイス─人生の請求書
ザ・インボイス─人生の請求書 / 感想・レビュー
yazue
39歳、レンタルビデオ屋で9年アルバイトをしている。経済的な余裕はない。ささやかなことで満足できる性格。両親に愛されて子ども時代を過ごした。彼に届いた人生の請求書は有り得ないくらい高額で「何で?」と疑問を感じた。だが読み進めるうちに、幸福っていうのは考え方、感じ方次第なんだな、と思った。
2018/10/13
Kaoru
幸福に値段をつけられた男性の話。人生の請求書という発想が面白かった。幸福度が高い=大きな困難がないので、払う能力がなかったのかと思うと、皮肉な話だと思う。自分はどの値段がつくのだろうか、と思うと恐ろしい。
2023/12/07
いづむ
幸せを主観でなく、客観的に判断した状況やおかれた環境や体験した事ごとで他人に数値で評価されるという、世にも恐ろしい状況に陥った男性の物語。大過なく安定した状況で生きることと、結果的に深い傷が残るほど劇的でサスペンスフルともいえる時間を過ごすことと、どちらが幸せなのか。。。考えさせられる。
2018/12/23
械
人生を客観的に審査され、その額を決定されて支払わせられる。 うまくいかなかった日々が幸福度合いの感覚に影響を与える着眼点には、感動した。映画を観たような読後感があり、翻訳ものを読まない人にもおすすめできそうだ。
2018/12/02
chiro
今までの人生の幸福度によって、国から請求書が送られてくる世界の話。 主人公は負け組なのに前例のない額になる。 決して重いストーリーではなく結構声をあげて笑える部分もある。 この本を読むと幸福の定義とは何か? 自分の幸福度がどの程度なのかを知る事が出来る。 私自身語るのが恥ずかしい程の生活だが、そんなに悪くない人生だと思えてくる。 お薦めの本!
2018/09/17
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