愛は愛をも超えて: ニ-チェの恋愛論
愛は愛をも超えて: ニ-チェの恋愛論 / 感想・レビュー
ケイ
『ニーチェの言葉』に感銘してこちらも手に取る。幾つもの恋愛小説が描こうとしてきたことが、短い詩の中に詰まっているよう。愛とは違う恋の苦しさを歌っていて、読んでいるこちらにその苦しさへの憧憬を抱かせるような言葉。恋に悩む思春期ではなく、大人になってから恋に悩む女性の心に響くかもしれない。『これが道徳だというものはない。あるのは、何を道徳とするかという解釈だけである』『仏教では愛を執着と呼ぶ。けれども悟りを得るために生まれたのではない』『これが幸福だと思ったら、失望が微笑を浮かべて近づいてくる』
2014/01/21
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