TOKYO STYLE (京都書院アーツコレクション 10 デザイン 1)
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TOKYO STYLE (京都書院アーツコレクション 10 デザイン 1) / 感想・レビュー
♪みどりpiyopiyo♪
マスコミが垂れ流す美しき日本のイメージで人を騙すのはもうやめよう。僕らが実際に生活する本当の「トウキョウ・スタイル」はこれだ! というコンセプトの80〜90年代のお部屋写真集。縮小 文庫版。■20年ぶりの再読です。各部屋に溢れるモノ!モノ!モノ! 各人各様のこだわりと生活感が溢れてるかと思えば、カワイイで統一されてる部屋、狭くても整って使い心地よい部屋も。■この本は、住み手も撮り手も「この暮らしこそがフリーダム!」と感じてるからこその大らかな空気感なのですね(1993年。1997年 縮小 文庫化)(→続
2018/05/31
すぎえ
1990年代前半の若者のそれぞれの生活環境が見えてくる写真集。どの部屋も個性的でおもしろい。雑貨や家具がコモデティ化してない、灰汁が強い。当時の生活を感じる。細かく家電や本、衣服をみていくとけっこう面白かった。当然今はあるべきもの、薄型テレビ、電子レンジ、PC、i-podなんてない。ブラウン管テレビ(アンテナ付き)、ワープロ、ヒーター、扇風機、ウォークマン、ビデオテープの山、。部屋のつくりも違う。ユニットバスが珍しく、ベランダがなく、和室が多い。和式便所も多い。ぱらぱらめくるとなにか発見がある。そんな一冊
2009/10/17
頭痛い子
山本文緒さんのエッセイにあり、気になり注文。他人の部屋が載っているだけなんだが、学生時代に友達の家に遊び行ったときの感覚。ただ、はじめ『ちくま文庫』の方を手に取りましたが、魅力が全くわからず購入にはいたりませんでした。こちらの京都書院のがレイアウトが良いです。おすすめ。ページめくれば友だちの部屋へ一飛び。
2022/09/12
oasam
写真集の文庫版なので紙面が小さかったり、写真だけなので部屋全体のレイアウトが分かりにくかったりしますが、写真から伝わってくるごちゃごちゃした生活感が魅力です。居住者もいろいろで興味深い。貧乏アパート、でも豊かな生活、今ではこんなことは無理だろうな、と昔の学生時代を懐かしく思い出したりして、気づくと何回も繰り返して見ていたりしています。
2016/05/26
こま
東京の格安賃貸に住む人の家の写真集。出たのが前世紀だからちょこちょこ時代を感じるけど、それ以上に現代にも通じるゴチャゴチャ感。文庫化時にはほとんど引っ越したって言うけど、それが可能とは思えない程の千年一日の空気を感じる。
2015/07/06
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