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東京スタイル (TOKYO STYLE)

東京スタイル (TOKYO STYLE)

東京スタイル (TOKYO STYLE)

作家
都築響一
出版社
京都書院
発売日
1993-09-01
ISBN
9784763632180
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東京スタイル (TOKYO STYLE) / 感想・レビュー

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♪みどりpiyopiyo♪

マスコミが垂れ流す美しき日本空間のイメージで、なにも知らない外国人を騙すのはもうやめよう。僕らが実際に住み生活する本当の「トウキョウ・スタイル」はこれだ! というコンセプトの80〜90年代お部屋写真集。大判25cm。■初めて見たとき、ほんとびっくりしたなぁ。私の知ってる東京とも、知ってる日本とも全然違う! 東京生まれの私にとっては、著者の言う「きれいな、生活感の無い」暮らしの方がリアルだったので。■まさに東京というカオス☆ 一口に東京と言っても知らない世界があるんだなぁと圧倒されました(1993年)(→続

かやは

1992年の東京の様々な部屋を撮影した写真集。スタイリッシュで人間味のないインテリア写真ではなく、実際に暮らしている人が見えてくるかのような多種多様な部屋の写真。物が多く和室ばかりなのが時代を感じる。今だったらパソコンで代用できるものもあるだろう。でも実際の物があると、その人の「好き」が目の前に存在しているから面白い。ベッドカバーやカーテンが色とりどりなのが見ていて楽しい。戦前からある学生の下宿屋の美しさにハッとした。今だったら、ヲタクのグッズ部屋の写真集も見てみたいなあと思った。

2019/07/05

湖都

山本文緒さんのエッセイで紹介されていたことで興味を持ち。1990年頃の東京の住まいの写真集。決しておしゃれな部屋ではなく、片付けすらされていないありのままの部屋ばかり。一昔前の部屋なので、やたらと古風な家電が最先端扱いで鎮座していたり、持ち主の名前や顔写真が写っていてプライバシーに配慮されていなかったりと、色々ドキドキする。あと、人の本棚見るの楽しいな。とある方の部屋で卒論に使用した本の背表紙が見えてどきりとした。巻末の下宿屋も異世界感満載で、覗き見タイムスリップが楽しめる本。

2017/12/10

hoven

大昔に読んで同著者の「圏外編集者」を読んでまた読みたくなった。この本は文庫版でも出てるが、この大きさでないと印象が全く違ったものになると思う。映画を映画館で見るか家のテレビで見るかと同じぐらいの違いがある。写真集でこれほど影響を受けた本は無い。初めて日本のそれもごく普通の人たちの日常を切り取ったものだと思った。もう絶版されてしまって、版元も無くなってしまったので古本で探すしかないが売ってれば買いだ。著者はこの本の印税を前借りして写真を取った部屋の住人達に集まってもらってこの本をプレゼントした。

あきかん

私が買ったもので最高額本。定価2万円だったはず…。「本の雑誌」の読者のおすすめを読んで買った。

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