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東京の空の下オムレツのにおいは流れる

東京の空の下オムレツのにおいは流れる

東京の空の下オムレツのにおいは流れる

作家
石井好子
出版社
暮しの手帖社
発売日
1998-07-01
ISBN
9784766000221
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東京の空の下オムレツのにおいは流れる / 感想・レビュー

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YO)))

「パリオム」の姉妹編で(当然)美味しそうな料理がたくさん。洋風のものが多い中、「アブゼリ」が良いと思った。京都の老舗で丁稚が食べていたという、油揚げとセリのすきやき。作ってみたい。

2018/05/05

ユメ

パリから東京に舞台を移しても、いや、世界中どこの空の下にいらしても、石井さんの周りからは美味しそうなにおいが漂っている。今作の連載中に続いた身内の死が文章に少し影を落としているが、それをも乗り越えて逞しくあるべく、彼女は美味しい物を探し、作り、食べて、心の栄養を満たす。食いしん坊であることは、前向きに生きる姿勢の一つだということに思い至った。石井さんのレシピ本も手元にあるけれど、そこに載っていないこの本のレシピも、ノートに書き写しておきたい。ロールキャベツのグラタンだなんて、なんと美味しそうなのだろう!

2014/12/19

野のこ

もう!も〜うっとりするようなお食事ばかりでどうしましょう。美味しさを読者に伝えようという気持ちがとても伝わって来ました。写真はないけど具体的な食材に丁寧なレシピを文章にしてるので、頭のイメージがフル回転、想像が膨らんで膨らみすぎてほんとお腹が空きます。ロールキャベツにチーズスフレにオニオンスープにオムレツ「好子は美味しそうに食べるね」という父の言葉のエピソードや、父と旦那さんと一緒の朝食で石井さんが「ブルータスお前もか」と突っ込みたくなるとことかほっこりホロリとしました。

2017/05/04

おはぎ

★★★★★シャンソン歌手の著者が旅行先や日常で食べた料理について語ったエッセイで「巴里の空の下~」の姉妹篇。魅力的な料理の数々や旅行先の雰囲気、気のおけない人たちとの会食のにぎやかさの描写に心が躍る。今は定着している海外の料理や食材も当時は珍しいものだったのか丁寧に説明されているのが興味深い。現在流通している文庫本とは違い、装丁や挿絵もとってもおしゃれ。空腹時に読むとお腹が空きすぎて全然読み進められなかったので、読むタイミングに要注意です(笑)

2016/11/10

古い本で、書かれていることもたしかに時代を感じるのだけれど美味しいものはいつだって美味しい。何より装丁がすてき。「ロールキャベツは世界の愛唱歌」のロールキャベツとグラタンスープを食べてみたい。 ああお腹すいた。

2024/06/20

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