解はひとつではない
解はひとつではない / 感想・レビュー
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本著は2003年の段階で、日本の様々な分野の識者が未来の世界がどう進んでいくのかを議論し、その内容をまとめたのである。読みながらもここに挙げられている問題の多くは現在も未解決の問題ばかりで、グローバル化というのは人間の文明の産物であり、その与える影響が生活に計り知れない部分もある一方で、それを受け止める私たちの意識が追い付いていない、または変化していないことにも問題があるのだと感じさせられた。複雑系といわれる現代の社会に対し、高次元化学という新しい領域が生まれつつあり、その動向には注意を払うべきだろう。
2019/05/26
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