乾いた家族 (ケイブンシャ文庫 ま 1-6)
乾いた家族 (ケイブンシャ文庫 ま 1-6) / 感想・レビュー
たぬ
☆4 吾平・千枝・重助の一家三人によるショートショート。書名こそこうだけど別に家族仲が冷え切っているわけではないのです。七夕の飾り物を競作し元日にはおめでとうを言い合うような平凡な家族なのです。そんな3人の日常なんだけど、そのどれもがすこし・ふしぎのSFまじり。幽霊、念力、生霊、幽体離脱等々。干せども干せども常にびしょ濡れの傘を赤の他人にリレーしていくお話なんてすごく面白かったな。
2020/03/18
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