新超怖い話 2 (勁文社文庫21 47)
新超怖い話 2 (勁文社文庫21 47) / 感想・レビュー
hannahhannah
ナンバリングシリーズ第二弾。今回は誰がどの話を書いたかのクレジットがないが、デルモンテ平山が書いたであろう話は隠しても隠し切れぬエグさが滲み出ている。まーいくつかの話は文中に「私(平山)は~」と出てくるんだけど…。「シヅさんの布団」がキツい。この話はつくね乱蔵の厭シリーズに収録されていてもおかしくない内容。「赤い稲妻」はタイトルで笑った。ニガリかい。「超高層ビルの動物」はビルのトイレの個室がまさかのサファリパークに。ラストの「管理人」は今読んでも十分怖い。あとがきで樋口明雄がキリッと持論をぶちまけて終了。
2017/04/05
キー
1994年作品。 「第三章 場所にまつわること」での、マンション怪談二編「うしろの正面」「ゴミ袋」、病院怪談「病院の話」、自殺名所でもある観光地の怪談「管理人」は名エピソードと言ってもいいでしょう。 更には、怪異体験談という枠には収まりきれない、怪異もある短編小説と言ってもいいものもあります。 嫁姑間の感情のすれ違いを描いた「シヅさんの布団」。 社会制度の闇とも言える部分を描いた「CDと老人」。 共に老人問題を抱えた話で、高齢化社会が進むと共に、更なる輝きを増していく二編。
2021/04/21
澤水月
再読97年夏
2000/07/28
澤水月
初読?950725
2000/07/25
澤水月
3読030202
2003/02/02
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