硝子の殺人者 (ケイブンシャ文庫 こ 7-3 東京ベイエリア分署)
硝子の殺人者 (ケイブンシャ文庫 こ 7-3 東京ベイエリア分署) / 感想・レビュー
くまんちゅ
安積班シリーズの初期の作品ということで、この頃はシリーズの近作よりも安積が村雨に対して意識過剰というか苦手意識のようなものを強く抱いていたんだなと改めて感じました。警察小説として事件の謎を追いつつも、安積班をはじめとする人々の人間模様を描くスタイルはこの頃から確立されていたんですねぇ。安積と速水や石倉らとのやり取りが楽しい。
2016/04/15
masa
「隠蔽捜査」の竜崎氏には及ばないが、安積氏は上司になって欲しい人物。「上司が部下を怖がる必要はない。大切なのは理解しようとする姿勢なのだ」こんな風に部下を理解しようとする上司は少ないよな・・・この本では、須田部長刑事の好感度もアップしました。解説で今野氏が「ぼくの小説は癒しでなくてはならないと思っているので。役割としてね。いかなるときでも、読後感が気持ち良くなければ、僕が小説を書く意味はないと思ってます」に成程と納得しました。これからも読後感の良い作品を期待してます。
2015/08/15
結城 澪
今回はちょっと切ない気分になってしまいました(苦笑)でも、相変わらず安積さん達が格好良かったです(笑)後、相楽さんの変わりようにびっくり(笑)
2014/08/17
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