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映像のカリスマ・増補改訂版

映像のカリスマ・増補改訂版

映像のカリスマ・増補改訂版

作家
黒沢清
出版社
エクスナレッジ
発売日
2006-08-21
ISBN
9784767805887
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映像のカリスマ・増補改訂版 / 感想・レビュー

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なつのおすすめあにめ

高橋洋との往復書簡がよかった、なるほど映画の原理と世界の原理との壮絶な覇権闘争か。あと監督、トビー・フーパーすきすぎるでしょ 笑

2020/07/18

OjohmbonX

頭から終わりまで具体的なのよね。具体的にこの場面でこの監督がこうしてるから面白い、って。(私は今とても抽象的に書いたので面白さがまるで伝わらないわけですが。)別の分野からの比喩や、文化論に繋げてみたりといった安易さには流されない。文体が蓮實重彦っぽいなーと思ってたのがだんだん今の黒沢清っぽくなっていく変遷があっても、この実証性は一貫してる。映画作家特有の特性というより、黒沢清にこの特性が備わっていたからこそ黒沢清の映画がああなるんだなと思った次第です。あとシノプシスとか金井美恵子との対談もあって嬉しい。

2012/01/22

パロンヌ

割と初期

2014/09/25

Repo Man

見たいという欲望が働けば、事物はいとも簡単に物語に変化する。この原理を熟知した者だけが、映像を操れる。

2011/06/14

やいとや

読みたくて仕方なかった本の増補版。黒沢清は一番好きな映画監督だが、この本はひたすらチャーミング。初期の如何にも蓮實重彦フォロワーな文章から今の黒沢清に繋がる増補パートまで、どれもとても素晴らしい。映画を「秘儀」にしたがる傾向が多い映画界だが、黒沢清は何処までも具体的であり、それは自身の得た映画からの感動に裏打ちされている誠実さがその由縁であろう。巻頭の「読者への挑戦」の登場人物紹介がのたうち回りたくなるほどファニーで、これをこのまま探偵小説にしたい気持ちになる。

2022/04/24

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