KING OF POP 江口寿史 全イラストレーション集
KING OF POP 江口寿史 全イラストレーション集 / 感想・レビュー
かっぱ
なんか勢いでポチッた。5400円のイラスト集を大人買い。イラストはもちろんいいんだけど、江口氏へのインタビューと林静一さんとの対談がよい。ギャグ漫画を描いている時は「絵」へのこだわりが少なったのが、徐々に上手い絵を描きたくなって週刊誌の原稿を仕上げるのに10日以上費やすようになったそう。そうなると間に合いませんわな。38年間休みなく仕事をしているのに半分遊んで飯を食ってるように思われているのが腹立たしいようです。女性の絵を描く時に「こんな女の子になりたかった」という悔しい思いで描いているとは意外でした。
2018/06/12
ぐうぐう
過去38年分のほぼすべてのイラストを網羅した、決定版的画集。いやはや、魅惑的なイラストの数々に、とにもかくにも圧倒される。可愛い女の子を描かせたら、この人の右に出る者はいないよね。『KING OF POP』というタイトルに偽りなし。2万字インタビューも興味深い。ギャグを極めるというのが漫画の目的であった江口寿史が、やがて絵そのものに目覚めていく。年代順に並んだイラストを見てもわかるように、『ストップ!!ひばりくん!』がイラスト開眼へのきっかけを作ったのだな。(つづく)
2015/10/12
アズル
江口寿史の風をもっと浴びたくて、購入しました。それほど意識していたわけではないけど、「あっ、これ、見たことある!」と思うイラストが多かったです。林静一さんとの対談も良かったです。私の中で、美人画と言えば、静一と寿史!
2016/02/05
阿部義彦
給料日に、ようやく買うことが出来ました。音楽の話はオミットされてましたが、ひばりくんの扉絵で当時のニューウェーブやテクノへのオマージュ顕なキマッテル絵も見たかったです。でもこれはコレで大満足。漫画家兼イラストレーターでもある大先輩の林静一さんとの対談が凄く得るところが多かったです。漫画と音楽(ロック)に力のあった70年代を総括して「ゆでめん」の話から今のネット時代の便利さと危機感まで、菩薩としての女性vs自分がそうなりたい女性の尽きない話題。大きいサイズのひばりくんやっと手に入れた!
2016/02/12
ポン・ザ・フラグメント
妻が江口寿史展に行って買ってきた。やっぱり僕らの世代はひばりくんかな。白いワニが……とか言っていたころが懐かしい。サラ・パレツキーのカバーも結構印象が強い。気がつけばもうずいぶん昔になってしまった。バブル臭い子もそこここにいる。80年代半ばで時間が止まってしまっていれば、この国は楽しいままだったのだがね。しかし、江口の女の子は老けないな。
2016/01/16
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