谷口ジロー原画集 描線に込めるひと
谷口ジロー原画集 描線に込めるひと / 感想・レビュー
booklight
同業の漫画家、原作者、アシスタントが選ぶ原画集。見どころが書かれていて面白い。寺田克也が『事件屋稼業』だけでなく『坊ちゃんの時代』も推しているのが意外。巻末の一覧で売れない作品も色々描いていることを知り、苦労人であることがわかる。それでも自分の描きたいものを情熱的に追っているのが、漫画がやりたいんだ、という感じでよい。スクリーントーンで描く水面や夜景は、その表現でしか表せない情感があるし、背景の描きこみはそれだけで多くの想いが沸き上がる。日本の読者にはあまりはまらなかったが、世界にファンができてよかった。
2023/07/01
テイネハイランド
図書館本。写真集サイズ(A4判)の大型本。高橋留美子、寺田克也、関川夏生、ヤマザキマリ、夢枕獏、上杉忠弘、久住昌之を選者に迎え、谷口ジローのマンガ作品、その原画の見どころを語った本。丁寧な鑑賞の仕方が素晴らしく、今まで一度も谷口のマンガを最後まで読んだことがない私でも谷口マンガの魅力が伝わったように思います。ヤマザキさんおすすめの三冊は「犬を飼う」「冬の動物園」「ふらり」。あと、谷口さんがルイ・ヴィトンから絵画本「ヴェネツィア」を出していたのは知りませんでした。機会があれば見てみたいです。
2022/03/20
Sachi
有名な漫画も多いですが、実際読んだ作品がないです。 でも、パラパラめくりながら、ため息が出る画集。今度もう少しゆっくり読んでみたい。漫画家さんが推しの原画と作品を紹介してくれているので、なんか二度とおいしい的な作りです。
2022/09/03
おおきなかぶ
本当に丁寧な仕事でした。
2023/04/06
kaz
著者のことはよく知らなかったが、その作品には確かに迫力を感じる。尤も、好みかと言えば、さほどでもない。図書館の内容紹介は『世界が認めた“マンガの匠”谷口ジロー。その貴重なマンガ&イラスト原画を、高橋留美子、寺田克也、ヤマザキマリなど7名のクリエイターがそれぞれの目線で選出。谷口ジローの偉業を振り返る原画集』。
2022/06/12
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