吉田松陰: 右も左もなく、ただ回天の志があった!! (FOR BEGINNERSシリーズ 日本オリジナル版 108)
吉田松陰: 右も左もなく、ただ回天の志があった!! (FOR BEGINNERSシリーズ 日本オリジナル版 108)
- 作家
- 出版社
- 現代書館
- 発売日
- 2015-03-01
- ISBN
- 9784768401088
吉田松陰: 右も左もなく、ただ回天の志があった!! (FOR BEGINNERSシリーズ 日本オリジナル版 108) / 感想・レビュー
nobody
鈴木邦男が松陰本はこの本だけ読めばいいと評するのはあながち誇大ではなく、文章はよく練られているし筆者の松陰への思い入れの深さも伝わってくる。私はこれまで高杉・久坂らとの義絶後もただ独り付き従った入江九一こそ最も深く松陰に推服していると思ってきたが、金子重輔の比重が増した。虚弱な重輔は体を壊し下痢で苦しむ。薬どころか用便さえ許されず宿泊も土間の上の籠のまま。松陰は初冬の中肌着だけになり自分の着物を着させようとする。それを重輔は「先生を凍えさせて自分だけが着用できませぬ」と言って身につけようとしないのである。
2019/02/25
buaabu
●安政六年(一八五九)十月二十七日、ときの政府(徳川幕府)によって圧殺された長州藩浪人、松陰吉田寅次郎矩方とはいったい何者だったのか?「維新の軍縮論者」「天才的教育家」「人民主義的革命家」「排外的反動ナショナリスト」「戦闘的な反体制の闘士」「人道主義者」「憂国の志士」「侵略主義者」「明治維新の先覚者」「日本武士の理想像」「狂熱的天皇主義者」「志士醸造家」 ●「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ 大和魂」 ●「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留置かまし 大和魂」
2015/11/29
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