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A2

A2

A2

作家
森達也
安岡卓治
出版社
現代書館
発売日
2002-03-01
ISBN
9784768476826
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A2 / 感想・レビュー

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秋 眉雄

映画『A2』の背景を語る森達也さんによる前半部。『A2』を文字起こしした中間部。森さんと一緒に映画を撮り始めた経緯から遡り、自身が関わってきたドキュメンタリーと日本の自主製作映画の歴史等を安岡卓治さんが語る後半部。『A』『A2』は、観られる機会があるのなら、絶対に観た方が良い映画です。この本は、観てから読んだ方がより興味深く読める、ある意味パンフレット的な一冊だと思います。

2019/02/06

lily

犯罪の厳罰化に対し免罪符を与える契機となった地下鉄サリン事件。その後の社会はオウム信者に対し、近くに住むことも学校に通うことも、本を借りることも認めなくなってしまった。明らかな憲法違反である。他者への想像力を喪失した状態が今もなお続いていることは、コロナ差別を持ち出すまでもなく自明である。そしてそれを煽るメディア。「メディアと私たちは鏡面構造」という森の言葉が重く響く。分からないという怖さが思考を停止させる。『A』『A2』を通じて彼は同じことを繰り返し言っているだけだと思うのだが、伝わらない。もどかしい。

2021/07/08

pia

1作目のAがとても良かったので。森さんの視点で描かれる彼らも、きっと彼らのほんの一面でしかない事は忘れないでいたいけど、彼らは全く別の世界に住む人間ではないということも忘れないでいたいと思う。森さんの、「メディアと私たちは鏡面構造なのだ」という主張は現在にも通じるものがあり、大いに考えさせられる。表現はいつだって他者を傷つける可能性があるというのもその通りだと思う。映画も是非見てみたいし、続編も読みたい。

2020/12/04

Salsaru

視点がない作品はない。中立な報道はない。ってことかな。これも、ある視点。

2015/05/16

8bunbun

処刑ほ終わりじゃない。何で?と問い続ける製作者の苦悩。現実を歪曲しかねない報道。3も読んでみよう。

2018/08/07

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