猫の怪 (江戸怪談を読む)
猫の怪 (江戸怪談を読む) / 感想・レビュー
志村真幸
前半は『肥前佐賀二尾実記』の抜粋。いちばんの読みどころが何巻分かとりあげられ、原文と現代語訳が並べられている。読みやすくて、おもしろい。 それから、江戸の猫の怪にまつわる論考+コラムが11篇。猫の報恩譚、なぜ歌ったり踊ったりするのか、しゃべる理由、化け猫映画など。朝鮮半島で猫の民話がほとんど悪いイメージばかりであることを紹介したコラムも。 いずれもアイデアに切れがあって興味深い。こういったテーマに関心のあるひとは必読。
2024/11/09
さび
昔から猫との関係は近くだからこそ、猫の行動に理由つけてきているんですね。 似たような話があちこちにあるのは、同じものから派生しているのもあるんですね。 犬にはない猫との関係性がありますね。猫好きとしては嬉しい限りです、
2019/06/29
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