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アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし

アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし

アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし

作家
レオ・レオニ
谷川俊太郎
出版社
好学社
発売日
1975-04-01
ISBN
9784769020059
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アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

レオ=レオニ作。きらわれものの、ねずみのアレクサンダとアニー少年に可愛がられていて幸せな、ぜんまいねずみのウィリー。まほうのとかげまで登場して、短いわりには起伏に富んだお話。絵は背景も含めて、いつもより力が入っている感じだ。ねずみの造型を見ていて思うのだが、こんなにシンプルなのにこれで十分にねずみとして通用し、なおかつ可愛い。その秘密はどこにあるのだろう。抽象化の巧みさか、あるいは目や耳、しっぽと身体のバランスなのだろうか。まほうとかげの色彩も絶妙。

2024/08/12

良い話。友達の為に紫の小石を使ったアレクサンダの優しさはいつの年齢になっても忘れてはいけないなと思いました。紫の石を探しているアレクサンダが可愛い。あのトカゲは一体何者なのか?は謎のまま。アレクサンダは、少しのパンくずが欲しいだけと言っていたけれど、実際本物のネズミって遭遇すると本当に恐怖なんですよね。

2024/01/01

Kawai Hideki

自由だがその日暮らしをしていたネズミのアレクサンダが、ゼンマイ仕掛けだがおもちゃとして愛されているぜんまいねずみのウイリーと出会い、友情を培うお話。ある日、魔法で別の生き物になれる噂を聞いたアレクサンダは、ぜんまいねずみになる事を希望する。ところが、ウイリーは古いおもちゃとして処分の対象になってしまっていたのだった。そこでアレクサンダは…。生活の糧よりも、友情の大切さをしみじみと感じるお話。

2016/05/29

seacalf

シオドアのお話とは違って、こちらはドラマチックかつ起伏ある展開で、アレクサンダの健気さが感動を呼ぶ素敵なお話。レオ・レオニの作品の中でも『スイミー』と同じくらい有名だから、ファンも多いはず。もう数十年以上前の子供時代に読み聞かせて貰った以来の再読なのに、コラージュのガラス瓶の美しさだけはやけに鮮明に覚えていた。本編には関係ないが、谷川俊太郎さんの髪の毛があるお姿にびっくり笑。

2019/03/15

masa@レビューお休み中

同じ屋根の下で暮らしている、ねずみのアレクサンダとぜんまいねずみのウィリー。同じ家にいるにも関わらず、まったく扱われかたが違うのだ。人気者でちやほやされているぜんまいねずみは、夜の寝床もベッドでぐっすり休むことができる。それとは反対に、ちょっとごはんを食べようとするだけで、ねずみのアレクサンダは人間に追い回されてしまうのです。そんな正反対の二匹がある日、出会ってしまいます…。設定はありがちなのですが、レオ・レオニの手にかかると、素敵な友情物語になってしまうのです。

2013/07/06

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