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シグナルとシグナレス (画本 宮澤賢治)

シグナルとシグナレス (画本 宮澤賢治)

シグナルとシグナレス (画本 宮澤賢治)

作家
宮澤賢治
小林敏也
出版社
好学社
発売日
2016-01-29
ISBN
9784769023258
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シグナルとシグナレス (画本 宮澤賢治) / 感想・レビュー

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マリリン

繊細な色彩で描かれた小林敏也氏の画が、星を散りばめた空へ誘う。賢治の独特の世界に棲む純粋な恋が描かれた本作は、「銀河鉄道の夜」を想わせる夜空がひときわ美しい。...地上の全ての人々にひとつづつ星がある。死んでいる人にも、これから生まれる人にも... 併読していた作品に書かれていた言葉が脳裏をよぎった。  時刻表や路線図等も書かれていて、娘が大学生になった年の夏、一泊で慌ただしく訪れた時の事が懐かしく甦った。

2022/08/25

優希

純粋で美しい恋の物語でした。大人のための童話という印象です。

2022/08/12

ちえ

「愛の童話集」で読んでいたシグナルとシグナレスの恋のものがたりが、小林敏也の版画で瑞々しくよみがえった。シグナル、シグナレス、シグナルつきの電信柱、倉庫の表情、夜空に見える星や星雲…1ページ1ページ見返すと引き込まれる。表紙裏の「賢治案内地図ードリームランドとしてのイーハトブ」にも見いってしまう("⌒∇⌒")それにしても、聞こえなかったシグナルの言葉が東京を通ってシグナルつきの電信柱に戻ってくるって…凄いな(笑)

2020/08/13

ヒラP@ehon.gohon

【再読】大人のための絵本。 軽便鉄道の木製の信号機のシグナレス、本線の新式の信号機のシグナル、交わることのない線路の、断絶を超えた恋物語です。

2022/03/13

ヒラP@ehon.gohon

人目を避けることも出来ず、近づくことも出来ず、着飾ることも出来ないシグナルとシグナレスの恋は、電柱や倉庫の意地悪にも耐えて、何だか潔い恋でした。 初めて目にしたお話ですが、小林敏也さんの効果的な絵で、とても繊細なロマンスになっていると思います。 とても健気で、古風で、応援したくなる恋でした。

2016/04/14

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