封印された「日本軍戦勝史」2 (産経NF文庫)
封印された「日本軍戦勝史」2 (産経NF文庫) / 感想・レビュー
yamatoshiuruhashi
シリーズ2作目。15の戦闘を中心に捉えている。続編ともなると戦争全体は敗勢に入ってからのことばかり。故に、悲劇的な戦闘が列挙される。確かに、彼我の戦力を比べればこれほど善戦出来たのが信じられないことや、そのような状況で我の損失より敵により多くの損失を強いた、など戦った人々の精神に敬意を表するものばかり。とは言え、そもそも、そのような劣勢で戦わねばならぬような状況を現出せしめた指導部はどう責任を取ったのか。兵士=国民がどんなに果敢に戦っても戦争そのものに負けてしまう国家運営を為したことに憤りを感じる。
2021/09/13
roatsu
対米英戦後期を中心に我が軍将兵の勇戦敢闘の事実を敵国評も交えてダイジェスト的に綴る。インパール、硫黄島、B29邀撃、潜水艦戦など取り上げればキリがないが、よくピックアップしてある。読者も読んで自分で掘り下げる努力が求められるが。占領・洗脳期を経て定着し拡大再生産されてきた日本と日本軍を劣弱とし、当事国それぞれに応分の責(米国など極めて重罪である)があり避けようがなかったあの大戦において全面的に日本を非として土下座を続ける売国姿勢から脱却するためには良き一書籍と思う。著者らしく陸鷲の空中勤務者列伝が挿入され
2021/09/21
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