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ジミーと呼ばれた日: 若き日の明仁天皇

ジミーと呼ばれた日: 若き日の明仁天皇

ジミーと呼ばれた日: 若き日の明仁天皇

作家
工藤美代子
出版社
恒文社21
発売日
2002-04-01
ISBN
9784770410641
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ジミーと呼ばれた日: 若き日の明仁天皇 / 感想・レビュー

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氷柱

606作目。8月9日から。上皇に触れられた貴重な一作。激動の時代を過ごされた少年時代とこれから背負われるものについての覚悟を決められる青年時代が客観的に語られる。非常に特殊な境遇について述べられる作品なので過剰に説明されている部分もあるだろうし、当然ながらご当人にしかわからない領域も広くあることだろうが、その一端と方向を垣間見ることができる。ジミーという命名の件も作品を通じて二つの視点から述べられている辺りに解釈の余地を持たせている。読み物としても読みやすく興味深い一作。

2020/08/12

kazn777

昭和天皇の強い希望により、終戦直後、明仁皇太子に家庭教師が米国から派遣される。整った美貌と教養を感じさせる上品な物腰、そして質素・平等・誠実を旨とする、熱心なクエーカー教徒のヴァイニング夫人であった。皇太子の英語の家庭教師から、皇室一家の親友となり敗戦後の皇室の在り方に大きな影響を与えた。結婚には紆余曲折があったが、ご自身の強い希望と行動により美智子皇后という伴侶を得られた。婚約内定時の一首「語らひを重ねゆきつつ気がつきぬわれのこころに開きたる窓」。ヴァイニング夫人が開けた「窓」であったことを知る一冊。

2013/11/08

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