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月の本

月の本

月の本

作家
林完次
林望
出版社
光琳社出版
発売日
1997-12-01
ISBN
9784771302426
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月の本 / 感想・レビュー

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ちはや@灯れ松明の火

無意識にその姿を探している。紅を刷いた夕空に描かれた弧は睫毛のかたち、雲の遊ぶ青空にひっそり残るのは爪のかたち、今日はどんな顔を見せてくれるのかと。夜に降るやわらかい光が与えるのは静かな安らぎとさざめく不安、神々しさと禍々しさが揺らぐ秤の上。青ざめた翳りに古代の人々は哀しい物語を伝え、物憂げな横顔に詩人たちは切々とことばを綴った。科学者たちはすべてを知りたいと数値を測り、もっと近づきたいと宙に船を浮かべた。海を呼ぶ声が聞こえる、からだの奥から応える波音がする。その輝きを追いかけてしまうのは、むしろ必然。

2013/12/15

わんこのしっぽ

読友さんからお借りした本。闇に浮かんでいる月を見上げると色んな事を考えてしまう。そんな月に纏わるショートストーリー、詩、民話等々。色んな視点で月を捉えているから面白い。でもやっぱり写真に目が行ってしまう。こんな写真をいつか撮ってみたい。

2014/02/27

わんコ!

学生時代、月の地図についている名前が凄く好きで、月関係の本ちょこちょこ買っていました。この影響で神話が好きになったんですよね。実際、現実に追われる毎日の中で、ふと逃避したくなった時にこの本を思い出して読みたくなります。

2014/09/23

シュウ

月にまつわる物事を、月の写真とともに収録している。幅広く月に関して、知ることができる。気に入った本の1つ。

2015/11/05

emi*

やはり、林完次さんの写真は美しい。月に纏わる色々なお話。月齢によって、事故が起きたり、手術にも関係が深かったりと、不思議で神秘な話の数々。萩原朔太郎や中原中也の詩がいい。もっと読んでみたくなった。

2012/01/15

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