観念に到来する神について (ポリロゴス叢書)
観念に到来する神について (ポリロゴス叢書) / 感想・レビュー
かるまじろ
今日のモラル論を語るにおいて欠かすことのできないのがユダヤ教を根底に置いたフランスのユダヤ人哲学者レヴィナスの倫理学。 神を巡って上梓された13編の論文は難解極まりないが「神」という言葉が何を意味しているのかを考えていく上で避けて通れない道と言えるだろう。 とはいえ一読した程度では半分どころか3分の1も理解出来ない。 根気よく再読を繰り返して反芻する必要がありそうだ。
2015/03/24
amanon
何度読んでも、どれを読んでも、殆ど理解できないに等しいレヴィナス。でもなぜか、つい手に取って、訳が分からないながらも、最後まで読んでしまう。そういう魅力が彼の著作にあるということを改めて、感じさせられた。特に本書は「神」を主題にした論考を収めたということで、訳者が解説で述べているとおり、数あるレヴィナスの著書の中でも、最も難解。それでも、他者への有責性について言及している箇所など、つい立ち止まって考えて しまうような行に幾度と無く突き当たることになる。また、キリスト教神学との関連も興味深かった。
2012/03/31
astrokt2
未レビュー
2009/05/30
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