モティベーションをまなぶ12の理論
モティベーションをまなぶ12の理論 / 感想・レビュー
きいち
自分にやる気を出させる、他人のやる気を掻き立てる、何年も仕事をしてると、それなりに持論(最終章で金井壽宏がいうパーソナルセオリー)もできる。でもそれは自分だけのこと、他人のやる気は違う仕組みを持っている、そこへの想像力がないのは実務家一番の落とし穴。12の理論は、持論を相対化し、他者へのその想像力をもたらせてくれる。◇今回の僕は特に、最も生物学的な理論である「接近的動機づけ・回避的動機づけ」の章が面白く、発見が多かった。利に近づくポジティブと損を避けるネガティブ、二者択一じゃなく、どっちも、もアリなんだ!
2016/07/10
コジターレ
モチベーションにおける12の理論をそれぞれの著者が解説している。学び始めで、モチベーション理論を概観したい人に向いている本。12人の専門家がいると、自らの専門分野を一般読者向けに分かりやすく書ける人とそうでない人にはっきり分かれるんだなと思った。
2015/09/20
ひろか
学会のシンポジウムから展開した、企画ものの1冊。動機づけ理論の概要をつかむことができる。著者らは、一般の読者を想定しているが、大学で心理学(社会心理学?)を学ぶ人の教科書としても有益となるだろう。
2012/10/16
海星梨
モティベーションの観点から動機づけの12の理論が説明されている本。「することがわかることができる」とか読みにくい文章も多く、単著ではないので、そこらムラがあるのは仕方ないか。比較してね、で締めるなら章内も構成的にやったほうがよいのでは。例えば、ひとつふたつ「とある試験に受かるには」とか「フルマラソンを走れるようになるには」とか具体例を出し、それに対して各理論で目標達成までの説明をする、といったコラムを章の最後に持ってくるなどがあれば、それだけで大変面白くなったと思うんですよね。
2020/03/14
mika
興味が学びを促す。どのようにモチベーションを起こさせるのか。その分類なども明らかにされている。 質の高いやる気、エンゲージメントをどう高めるのか、非常に重要である。
2021/05/13
感想・レビューをもっと見る