生きている化石図鑑-すばらしき「名品」生物たち-
生きている化石図鑑-すばらしき「名品」生物たち- / 感想・レビュー
mae.dat
所謂「生きた化石」はニッチな生息域でひっそりと生活しているのかと思いましたが、必ずしもそう言う訳では無さそうです。 また、似た姿を維持していたとしても、紀を跨ぐ様な長年に亘っては、種としては進化をしない訳には行かないものなんですね。進化をしない者の先には絶滅待ったなし。って事。 三葉虫の仲間は、多様なフォルムを持つ物が居て、幾つか見たことがありました。シンプルな構造から徐々に複雑な容姿を持つ様な者が現れたと思っていたのですが、寧ろ逆だったのか⁉︎
2021/06/23
たぬ
☆4 簡素な文章&イラストで楽しく学べました。生きている化石と言ったらシーラカンスとオウムガイくらいしかイメージになかったですが、カエルもヘビもライオンもアシカも載っています。オットイアやゲロバトラクスなんかはずっと見続けるには気色悪いけどどうにも惹かれてしまう。キモいもの見たさと言うやつかしら。新種や新説・新解釈が日々出てくる研究分野だから刊行から2年経った今ではすでに更新されている情報もあるかもしれませんね。
2023/12/16
みや
祖先やその近縁種に似た姿で現存する生物を絶滅した古生物と比較しながら解説する図鑑。数億年という途方もない時を経てもほとんど変わらぬ姿で生きる様子を見ていると、なぜだか無性に尊く思えてくる。知らない現生種も沢山いて興味深かった。脚の多いカギムシがネコバスを彷彿させるからエオベリパトゥス・トトロと名付けられた話に驚く。トトロじゃないんかい。アンドリアス・シェイフツェリが発見された時、ノアの洪水で滅んだ人類と考えられた逸話が面白かった。ほぼ同じ形のオウムガイとアンモナイトが大量絶滅で生死を分けた理由は何だろう?
2023/09/19
Tomonori Yonezawa
【地元図書館】2021.6.28初版▼全四章159頁。見開きで原生種(生きている化石)と昔の仲間をイラストで紹介。▼感想、良く出来た本になり損ねた本。「鰓曳動物」←読めますか?正解は(えらひき〜)です。「肉鰭類」は(にくきるい)、振り仮名がないのです。一般の新刊棚から借りましたが、「おわりに」で著者が「生命の歴史に思いを馳せていただければ嬉しい」のは子ども達こそでしょ。中盤以降は初出に振り仮名あるだけに序盤が惜しい。▼見開き右上→左上→左下→右下を年表で囲み、種の生きた年代を記したのはスマッシュヒット。
2021/10/06
櫛橋光
シーラカンスやオウムガイだけじゃ無かった、生きた化石と言われる動物達を紹介しています。姿形を見比べれるように絶滅してしまったご先祖様と一緒に掲載されてます。子孫を遺せなかった、現在は系統が絶えてしまった先輩達も紹介されてます。
2021/09/25
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