KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

有事対応コミュニケーション力 (生きる技術!叢書)

有事対応コミュニケーション力 (生きる技術!叢書)

有事対応コミュニケーション力 (生きる技術!叢書)

作家
鷲田清一
内田樹
上杉隆
岩田健太郎
藏本 一也
出版社
技術評論社
発売日
2011-11-01
ISBN
9784774148717
amazonで購入する

有事対応コミュニケーション力 (生きる技術!叢書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

riviere(りびえーる)

3.11当時と新型コロナの今が似ている気がして読んだ。5人の専門家が東日本大震災の三か月後にシンポジウムを行った時の記録。今話題の岩田健太郎氏がコーディネーターをつとめている。印象に残ったのは、★政府はかなり情報を統制している。★人はみな自分の立場を守るため動いちゃう。★メディアとしてラジオはテレビより自由。★今後危ないのはやっぱり東京。★そして鷲田清一氏のことば”Don't trust over 30."  私も昭和の人だから気を付けよう。面白かった。

2020/03/03

Gatsby

メディアとそれが提供する情報とどう付き合えばよいのかを改めて考えさせられた。もともとテレビは視聴率に縛られ、スポンサーに不利な内容を放送できないので、情報という点では要注意だと思ってきた。しかし、この本の中の岩田氏の次の言葉で、さらにテレビというメディアの限界を実感した。・・・自然科学の世界では、「どうですか」と質問されて、「うーん」と少し口ごもって止まるというのが、おそらく信頼のおける人なんですよ。でも、テレビはそういう人が嫌いなんです・・・ なるほど、そう言えば、それとは正反対の人がよく出てるな。

2011/11/09

ツキノ

こ・れ・は…!3.11後の日本を考えるにあたって、必ず読むべき書である、と断言。コミュニケーション論の「ニュースの効果」について、これからレポートを書くのにも大いに役立つ。ぜひ、ひとりでも多くの人に読まれて、それぞれが考えていくといい。

2011/12/23

銀雪

内田樹目当てで読む。リスクを語る際には問いの立て方や口調が大事、という点には同意。それにしても、震災からだいぶ時間が経ってからこの本を読むと、思っていたより平和だよね、という思いと、あのときの危機感はどうした、という両方の意識が湧いてくる。自分に対しても、世間に対しても。上杉隆の活動についてももっと知ってみたくなった。鷲田清一による補稿も良かった。震災を機に語りなおしが迫られているということ、身体や空間についての言及。何より、文書が綺麗だった。

2013/06/27

しゅんぺい(笑)

震災後のメディアの在り方、問題点を論じたもの。 執筆者がめっちゃ豪華。さすがに、おもしろい主張、発見が多い。 ただ、こういう本を読むと、人間の隠蔽体質というか、そういう弱さが見えすぎて怖くなる。これからどーなるんやろかー。 四章は、メディアの話からちょっと離れて議論しているけど、かなりおもしろいです。 鷲田清一さんの補稿の中にあった、「自分は川の中で一緒におぼれないと何もいえない」というジャーナリストの言葉を、今、必要な「想像力」とした和合亮一さんに関しての記述はとてもいいと思う。必読です。

2012/01/22

感想・レビューをもっと見る