仕事の問題地図 ~「で、どこから変える?」進捗しない、ムリ・ムダだらけの働き方
仕事の問題地図 ~「で、どこから変える?」進捗しない、ムリ・ムダだらけの働き方 / 感想・レビュー
えちぜんや よーた
中身をパラパラ〜っとめくってみると、おそらく「仕事あるある話」として多くの人から共感を集められる。改善案も提案されているが、「だって人間だもの」というぐらいなので、事業部単位では問題解決には至らないと思う。解決方法は「給料の支払い方法を職能給から職務給に変える」「裁判所が事業消滅による普通解雇を認める。加えて金銭に解雇を容易にする」あたり。根っこにある問題を変えたら、ここに出てくる問題は大抵解決するのでは?厳しい考え方かもしれないが、結果を求められるホワイトカラーがそれなりの給料を得るには仕方がない。
2017/04/16
よっち
「計画がない」「進捗が分からない」「バラバラなモチベーション」「抵抗勢力」「なぜ失敗を繰り返すのか」など仕事が思うように進まない要因を明らかにしてその解決策を提案する第二弾。どうしてよくあるムダな仕事や問題が発生してしまうのか。その原因やありがちな事例を地図として明確化し、分かりやすく分解して地に足付いた解決策を提示する本書。難しい言葉を使わずとても読みやすく書かれていて、問題解決の基本的な考え方を学ぶことができるとてもいい一冊だと思いました。同じ著者さんの「職場の問題地図」も併せて読むのがオススメです。
2017/03/30
しん
著者のあとがきにあるとおり、理想論や正論ではなく、人間くさい部分と向き合ったプロジェクトマネジメントの本というのが、この本を一言で言い表していると思います。どうして仕事が進まないか、終わらないか、そこからスタートして、計画不在とか進捗不明、一体感がない、モチベーションが低いなどの十項目の問題点について書かれている本です。とてもわかりやすく、確かに理想論ではない気がします。参考になる部分が多々ありました。
2018/01/16
のぶのぶ
「職場の問題地図」に続き、2冊目。まずは、情報共有が今の職場では、課題である。分かれば、納得できれば、人は動く、納得。分からないから動けない。情報の旗降り役、これ、本当に必要。ちょっと声かけしたらスムーズにいくのにと思うことがいっぱい。進捗状況の確認も大事にしたい。こちらも声かけ。失敗を大事にする、振り返り書き出す、次に生かす、伝えることが大事。失敗の経験を大事にしたい。言い出しっぺが損にならない雰囲気作り、評価はマイナスではだめ、対立も大事。ちょっと意識して仕事をしていこうと思う。
2017/04/23
assam2005
人間は楽したがるし、失敗をオープンにしたくないし、責任を取りたくないし、めんどくさいことをしたがらない。まずはそれを認めましょう。それらのリスクを念頭に、どれだけ仕事をマネジメント出来るか。いろんな部署を転々としてきて、うまく回っている課と、回っていない課を見てきたので読んでいて納得。仕事量の違い、個人のスキルの差ではなく、仕事に対する考え方の違いだけで全然違ってくるのも経験済み。それを文章化してある一冊。尊敬する上司、先輩に言われて、いまだに心に残っている言葉も書かれてあり、ちょっと嬉しく思いました。
2017/05/14
感想・レビューをもっと見る