くれよんが おれたとき
くれよんが おれたとき / 感想・レビュー
misa*
6歳の娘と一緒に読んだ。「どんな気持ちがした?」と読み終わって娘に聞いてみた。「大切なクレヨンを折られて嫌な気持ちした」とストレートな答えが。大人も分かるよ、この気持ちって頷くくらい子供の気持ちが描かれていて、子供と考えながら読める一冊だと思う。
2017/11/23
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
言えないモヤモヤがよく分かります。新品のクレヨンはやっぱり一番最初には人には貸したくないな。それなのに、クレヨン丸々1本使われ、折られたりしたら悲しいし悔しい。そんな時どうする?と子供と話しながら読むのにお勧め。子供だけでなく、大人になっても言えない人もいるだろう。私は大人の今はきっぱり言える(笑)。
2018/04/20
anne@灯れ松明の火
新刊棚で。かさいさん大好き。著者紹介に「子どもの心のゆれをていねいに表現」とあるが、本作もその通り。もったいなくて使えなかった新品のクレヨンが折れた時、大の仲良しのゆうちゃんと私の間にも、小さな小さなヒビが入った。ゆうちゃんに対しての苛立ち以上に、自分への苛立ちが高まるところがすごくリアル。さて、ふたりの仲直りはどんな形に? 絵は、『ヨーコさんの”言葉“』で注目していた北村裕花さん。かさいさん自身の絵もかわいくて好きだが、この話には北村さんがよく合っている♪
2015/12/13
おはなし会 芽ぶっく
経験しているから共感できるおはなし。心の中のモヤモヤした気持ちを言ってしまうと、相手とギクシャクしてしまうのでは?と考え黙ってしまう気持ちも、それを言った後どうしようかと悩む気持ちも分かります。ゆうちゃんが「ださないでください」と言ったこと、さくらちゃんが「コンクールにでたらうれしいです」と言えたこと、二人の声を出す勇気に拍手! 【SDGs4 質の高い教育をみんなに(小学校・小学生一般)】
2020/08/20
しぃ
大人の方が行間を読んで共感してしまうと思う。子どもにとってはどう感じるのかなあ。小1次女は、クレヨンを戻された場面でハッとしたように私を見たけれど、そのまま何を言うわけでもなく最後まで聞いていました。ごめんなさいもいいよもない展開。ありがとうとごめんなさいの大切さを言い聞かせてる身としては、彼女としてもモヤモヤが残ったのかもと思う。でも大きくなるとこういう事もあるとは分かるけど、次女にはまだ早かったかな。高学年でも色々考えさせられそう。
2020/08/10
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