シミちゃん (くもんの児童文学)
シミちゃん (くもんの児童文学) / 感想・レビュー
spatz
日常の一部になったマスク。つけなければならない、となると、小さい子には意義がわからなくてつらいことも多いだろう。夏には暑いだろうし、息苦しいだろう。なんだか押し付けられているようで嫌な気持ちにもなるものだ。本書は、面白い視点で、ファンタジー要素をまじえて、マスクとの付き合い方、を子供とおとなと、みんなにやさしくよりそう工夫。なぜ、しみちゃん、なのか読んでいてわかるのだが、この着想は独自性があると思った。おかあさんになって年をとってきた私にもクスっとわらいをくれた。netgalley 2021/06/26
2021/06/21
遠い日
コロナ禍の今を思わせるお話です。お母さんの右のほっぺたから逃げ出したシミちゃん。どうやらマスクに隠されるのが嫌らしい。逃げ出して、駄々こねて、マーくんに心配させて、ドタバタの騒動がリズミカル。ぼくはぼくで、お母さんのほっぺたのシミちゃんが、マークみたいで気に入っているから気が気じゃない。シミちゃんの主張、マーくんの気持ち、お母さんの思い、三者の交錯が温かなものを連れてきます。 ことばにしなければわからないことってあるのですね。 #シミちゃん#NetGalleyJP
2021/07/20
コウママ
マスクをしちゃうと外が見えないよ〜と逃げだしたシミちゃん。ママのシミがないのが寂しくて追いかけてクモと戦うマーちゃん。その発想、ストーリー、かわいい!北澤さんの絵がいい!今の時代ならではのお話です。マスクを懐かしく思う日がくるかな。
2023/02/26
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