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すきもの

すきもの

すきもの

作家
花房観音
出版社
コスミック出版
発売日
2022-01-17
ISBN
9784774792538
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すきもの / 感想・レビュー

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ミカママ

【KU】世の中には甘いもの(お酒でもいいけど)が好きで好きで仕方ない女子がいると同時に、まったくダメ、生クリームやあんこが舌にからむのを想像するのもイヤ、という女子もいる(らしい)。女も男もし好はそれぞれ。同じことが男女の営みにも言える、ということだ。それなのに女性が「営みが好き」といえる世の中にはまだまだなっていない。そんな理不尽を我らが観音さまが見事に表現した今作。作中いくつもアンダーラインが並んだことはナイショ(笑)

2024/04/15

starbro

花房 観音は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書を図書館にリクエストしたのですが、表紙&タイトル&阿部定で購入却下されたため、PAYPAYフリマで購入して読みました。著者が令和の阿部定を描いたということで読んだんですが、想定内の内容、もっとサプライズが欲しかったです。 幼気な少女が、下半身モロダシの汚いおやじに「お●こ、しぃひんか、お●こ」なんて言われたらトラウマになるでしょうね(笑) 【読メエロ部】

2022/02/25

sayuri

まさに「令和版 阿部定」冒頭の描写は阿部定事件そのもの。主人公は、特別容姿に恵まれているわけではなく何処にでもいそうな平凡な女性。ただ一点、性に関してだけは凄まじい執着を持つ。第四章までは主人公を取り巻く人々の視点で描かれその構成が面白い。モラルなどお構いなし、貪欲に性を貪る主人公を嫌悪しながらも皆、自分の性と比較し悶々とする姿に人間の本質を感じる。何の計算もなしに生きて来た様な主人公だが自分視点で語る第五章を読めば、その強かさに慄く。全編を通して描かれているのは性だが、嫌らしさより生き辛さを感じた作品。

2022/03/13

たまきら

読み友さんの感想を読んで、KU。いやいや花房さん、あなたの書ける毒はこんなもんじゃないでしょう?と思いつつも、さすがの構成力!とワクワクしながら読みました。最後の視点がこの人だったのもいい。「ちんちんよしよし社会」に暮らす「大和撫子」は、忍耐と貞節、服従を良しとされ、求めず拒まず、男の一歩後ろに控えるようわきまえてきた。…でもそれ、本当に?ニンフォマニア(すきもの)のスペクトラム差を登場する女性たちに感じる。面白かった。けれど花房さん、こんなもんじゃないでしょう?また期待してます。

2024/08/29

うっちー

公立図書館で借りました

2024/05/27

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