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ヌカカの結婚: 虫たちの不思議な性戦略

ヌカカの結婚: 虫たちの不思議な性戦略

ヌカカの結婚: 虫たちの不思議な性戦略

作家
森川幸人
出版社
新紀元社
発売日
2005-01-01
ISBN
9784775303337
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ヌカカの結婚: 虫たちの不思議な性戦略 / 感想・レビュー

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キジネコ

擬人化された虫たちの13のエピソード、テーマは「生殖」まるでシェークスピアの悲喜劇の原型に触れるような読書体験でした。絵本の体裁で一つ一つ物語化された特徴的な虫たちの恋に命をかける生涯、添えられた解説が当を得たもので驚きました。身につまされたり、運命の非情に絶句したり、本能の世界に感動したり、羨ましく?思ったりするキジでございました。さて皆様 どの虫が お好みにかないますかしら?この世界を覗いてご覧なさい きっと我々人類の「正常」に疑問符をつけたくなりますよ(o^^o) ああ 虫たちが愛おしい~ ♬

2013/07/16

姉勤

絵本。  色々な生物の結婚を擬人化し、愛の物語に...てなわけにはいかず、性転換、近親相姦、乱交、略奪愛、嗜虐、カニバリズム。しかも、ほとんどの主導権は”若い娘”の方にある。朴訥なタッチのキャラクターで描かれるが、絵本としては子供の情操教育に非常によろしくない(そもそも、子供向けじゃない) 遺伝子を残すという究極の目的の前には、ヒューマニズムこそ極悪とさえ感じほど、個より種を優先させる、コアプログラムと、種ごとに個々発展させたディープラーニングの蓄積と。例えそれが非情なプログラムだとしても、でもモテたい!

2018/05/19

mya*

昆虫の世界では、オスがメスより小さくて冷遇されてたり、交尾中に食べられたり…散々。オスの役目って、本当に大変…いや、戦略的に生きるメスも必死なんでしょうけど。残酷で不思議な話を、前作同様かわいらしく、わかりやすく書いてありました。そうまでしてつないでいかないきゃならない命。いやはや人間以外の動物って、種の保存に対するDNAが半端じゃないね。あっさり書いてあるけれど、なんだかこの真摯さ、人間は見習うべきところがあるように思う。生まれた時には性が決まっていないけれど、のちのち自分の性を選ぶという生物にも吃驚!

2012/12/29

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

擬人化された虫たちの性について書いてます。虫の目線で見ると人の一夫一妻は異常でまれな事らしい。子孫を残すために、色んな驚くような生殖行動にはビックリしましたが、この目線で虫を見たらまた違ったイメージで楽しめそうです。虫って面白い。性転換が多い(笑)。

2015/08/31

未羽*

学生時代に生物学を専攻していたため、自分にとっては身近な内容であったが、絵本として大衆向けに描かれることでとても新鮮に感じた。何とも残酷さが際立つ。是非科学に関心のない人にも手に取ってほしい。

2017/01/31

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