妖怪跋扈
妖怪跋扈 / 感想・レビュー
三柴ゆよし
これといって物語があるわけではなく、小豆洗い、座敷童子、河童といったメジャー妖怪から、カタパグピンザ、カマスオヤジ、サガィマタなんていうマイナー妖怪までを、おそらくは編者の黒史郎の独断と偏見で選出し、御茶漬海苔の絵で紹介したもので、妖怪出現⇒「わあッ! 出たッ!!」という流れが反復されるだけの、読みようによっては非常にシュールな漫画である。書棚に並べておけば、「こいつ趣味悪いな」と思われること必定であり、妖怪好きのなかでも、石原豪人とか佐藤有文なんかをこよなく愛する、タカ派のマニアにオススメしたい一冊。
2013/05/12
シェリー
妖怪のエピソードが数話収録されている。グロくも怖くもない。
2014/12/13
bb
御茶漬海苔の新作+実話怪談の黒史郎の監修!ということだったが、予想とは別の方向性。絵柄がほんの少し可愛らしくなっている。どの話もヤマなしオチなし気味。末尾のレーダーチャートの遊び具合も含めて、まあ、嫌いではない。
2013/06/13
紅独歩
「妖怪はウルトラ怪獣やキン消しと同じ」と言い切る黒史郎氏の監修。氏の好きな沖縄妖怪も何種かふくまれている。妖怪の面白さは、幅広い解釈を許す懐の深さと、繰り返し「新解釈」が加えられても疲弊しない生命力にあると思う。御茶漬海苔氏の描く平成の妖怪たちも、また新たな息吹を次の世代につなげていくのだろう。
2013/04/03
オシャレ泥棒
初茶漬。怖くなかった。ほっ。ユーモラス。【売】
2013/04/28
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