思想的リーダーが世論を動かす ──誰でもなれる言論のつくり手 (フェニックスシリーズ)
思想的リーダーが世論を動かす ──誰でもなれる言論のつくり手 (フェニックスシリーズ) / 感想・レビュー
teddy11015544
題名とはちょっと違いますね。知識人的に言うなら「現代アメリカにおいて思想が作られる状況とけっこう悲観的な展望」といったところで、はじめのうちはけっこう骨が折れましたが、後半はとても面白かったですね。情に寄って動かされる批判の暴力性や脆さもふまえ、新自由主義やSNSによって起こった知の地殻変動は、21世紀前半の知の困難を解説し、知が踏みとどまるために、これからの思想家・専門家の謙虚な態度を希求しています。
2018/04/28
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