日本でいちばんイスラームを知っている中田考先生に、灘高で同級の勝谷誠彦が教えてもらった! 日本一わかりやすいイスラーム講座
日本でいちばんイスラームを知っている中田考先生に、灘高で同級の勝谷誠彦が教えてもらった! 日本一わかりやすいイスラーム講座
- 作家
- 出版社
- アスコム
- 発売日
- 2015-08-22
- ISBN
- 9784776208723
日本でいちばんイスラームを知っている中田考先生に、灘高で同級の勝谷誠彦が教えてもらった! 日本一わかりやすいイスラーム講座 / 感想・レビュー
mari
わかりやすかったけれど、だんだん飽きてきて最後は飛ばし読み。やっぱり私は本当のバカか。
2015/09/29
マカロニ マカロン
個人の感想です:B。勝谷氏と中田氏は灘校の同級生つながり。イスラム教は国王も奴隷でも「人間社会では差別や階級があっても、神の前では皆平等」という考え方。女性にはブルカなどの差別があっても、男も女も神の僕(しもべ)であることは変わらないとのこと。犯罪を抑止するため、公開処刑を現在でも行っている。非イスラム教徒の自分には理解を超えるところがあった。イスラム教の経典『クルアーン(コーラン)』は「言葉として実に美しい。音として、音律としても美しい。」とのことで、朝夕モスクから流れてくる「アザーン」を聞いてみたい。
2016/05/24
田中峰和
一神教間の排他性が、中東・ヨーロッパで問題を複雑化させていることがよくわかる。年初に起こった後藤・湯川処刑事件では大騒ぎしたが、所詮は他人事と考えがちな無宗教国日本。欧州先進国に押し寄せるシリア難民幼児のニュースも可哀想的な感覚で観てしまいがち。中田氏の意見で面白かったのは、同じ啓典の民でありながらアラブ人がユダヤ人に抱く劣等感。その理由はユダヤ人が聖書という本をもっていたこと。アラブには文字文化がなく、ユダヤ人に対して、文化的劣等感を持っていたとの指摘。劣等感がクルアーン編纂を急がせたという意見に納得。
2015/11/05
もくもく
ユダヤ教・キリスト教・イスラーム教という一神教の系譜で、神に選ばれ祝福された最初の預言者:アブラハムの子孫であると信じるアラブ人たちは、その後の預言者には(イエスを含めて)ユダヤ人ばかりが並び、しかもユダヤ人は「聖書(旧約聖書)」を持っているということに、少なからぬ劣等感を持っていた。そこに現れた最後にして最高のアラブ人預言者:ムハンマドが「クルアーン」をもたらしてくれた。「クルアーン」を持つイスラームである誇りがアラブを一つにした…中田氏のこんな説明が、大いに納得でありました。
2015/09/04
Ryuki Sena
分かりやすかった気がするけれど、この場合ムスリムからの視点の話なので、なんとなくイスラム教がいい感じのものと言う風に書いてあるけど、実際は色々難しい宗教だと感じた。西洋化するのがいいと思わない(西洋の考え方が正しいと思えない部分が多大にある)ので、柔軟な考えかたは採用してもいいかもしれないな。でもまあ民族同士の事を持ち出すなら日本に移住してこないでほしい。日本も日本っていう部族の集合体なので、他の部族の事まで面倒見切れないわ。
2017/07/08
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