ブハーリン裁判 (復刊ライブラリー)
ブハーリン裁判 (復刊ライブラリー) / 感想・レビュー
にしの
この裁判の被告ブハーリンをいろいろな立場を想定してテキストを読んでみました。 例えば、妻と子を人質に取られた彼が限られた言葉から、スターリン体制のソ連の告発を試みているやら、社会主義国を守るために革命家の自己犠牲として語っているという読み方がそうなります。 そんな中で、肉挽き装置と化したソ連邦を生み出した自分を罰しようとしている革命家ブハーリンの告白としてテキストを読むと不思議と私はこの男が好きになってくるのです。
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