ラストリゾート
ラストリゾート / 感想・レビュー
アキ
想像力を求めて集まってくる旅人たちが集うホテル。釣り好きの男の子、片脚の船乗り、白いドレスの女、書き続ける俳優、不思議な過去をもった背の高い謎の男、警視、飛行士、木の上に座る紳士、白い鯨、詩人、風車の二人組、絵描き。みんな何かを探している。それは想像力という虚構の世界。サン=テクジュベリしかわからなかったけど、たくさん物語を読んで、また戻ってきますラストリゾートへ。著者ロベルト・インノチェンティはイタリア人。2008年国際アンデルセン賞画家賞受賞。この本で2003年ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞受賞。
2020/08/07
あたびー
想像力がなくなってしまった絵描きはそれを探す旅に出る。ガソリンが尽きる頃海辺のホテルにたどり着く。そこには不思議なお客が次々と…逗留しているお客の解説は巻末に掲載されています。様々な人が何かを求めてホテルにやってきては、何かを見つけて帰っていくようです。暖かいタッチの細かく描きこまれた絵は、隅々まで味わいたくなります。
2022/11/06
gtn
誰もが自分を取り戻すための旅が必要。そこで何かを見つけたら、また現実に戻って行く。その繰り返し。
2020/09/29
seacalf
表紙の絵に惹かれて手に取ったが、中身も大満足。異世界じみたリゾート・ホテルにはお話に出てくる有名人がたくさん集ってくる。個人的にはイタロ・カルヴィーノの作品に出てくるあの人が登場していて、思わず大興奮。ミステリアスな雰囲気と絵がマッチしていて、夢に出てきそうなくらい引き込まれる。何度も読みたくなる絵本。
2016/10/29
キジネコ
オウムが訊ねます「永遠の愛?偽りのない真実?隠された財宝?アイデンテテイ?目眩く刺激?あの日出会った英雄?勇敢な ご自身?それとも 人生の意味?何を探してるの?」と・・・誰もが 知っている(かも知れない)あの人たちが 探し物を求めてさまよい 嵐の夜に たどり着く海辺のホテル・・・ あなた自身の探してるものは 何?この本は、細密な絵本です。期待した内容とは少し違っていましたが 楽しめました。 ねえオウム おいらが探していたのは 想像をはるかに超えた 飛躍なんだ この飢えを 君は癒してくれるかい?(o^^o)
2013/07/21
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