ノアの箱舟
ノアの箱舟 / 感想・レビュー
MI
大昔さまざまな生き物の間を巨人族がのし歩いていた頃の話。人間たちは互いに歪み合い、戦争と破壊を繰り返していました。神はみかねて、「そんなに歪み合うなら、いのちの場所ではない。地上ごと滅ぼしてしまおう」神はノアにお告げをしました。さらにノアに「地上を大雨が降り続くから箱舟を作りなさい。そして、ノアの家族とあらゆる動物の生物が絶滅しないように雄と雌1匹ずつを舟に乗せなさい。」神の怒りにふれ、ノアが箱舟にみんなを乗せたころ、洪水が起きた。今の時代にも当てはまる絵本。考え深い。
2023/08/10
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
旧約聖書の世界をファンタジックな絵で再現した絵本。〈暴力に満ちた世界〉をリセットする物語。リヌベート・ツヴェルガーさんはウィーン生まれ。江國香織さんの訳で『クリスマスのまえのばん』『オズの魔法使い』を発刊しています。『不思議の国のアリス』や『くるみ割人形』の絵本も手がけているそうなので、読んでみたいです。40日と40夜激しく降り続けた雨がやみ、神さまは地上の生き物すべてとの仲直りのしるしに大きな虹をかけます。赤い箱舟もラストシーンも美しいけど、〈原作〉の世界観にはあまり共感できません。2011年2月初版。
2015/01/18
ひお
んー。微妙、服装などに時代背景が無視されてるし、神の言葉や他のあらゆる部分が省略されてる。なぜすべての命にネフィリムのような巨人が入ってないのかとか・・・そして「もう二度と洪水は起こさない」虹はその約束の証だなんて締めておきながら、実際の聖書は水責めはもうしないけど次は地割れと炎の嵐で全部殺すよって語るしねぇ…神様何がしたいのやら。前後の説明なしでキリスト教から離れて考えて寓話とすれば話がおさまるのかなぁ…?
2011/02/26
鈴
ツヴェルガー絵本を求めて自分用に図書館で借りたが、「絵本=俺の」と思っている息子に 読み聞かせ用に選ばれた。漢字に振り仮名もないので、思いっきり大人向け絵本。内容も息子には難しかったが、途中何度も質問されては説明をし、何とか読み終えた。生物を絶滅させないようオスとメスをセットで舟に乗せるシーン、息子は必死で「オス!」「メス!」と指差していた。どうやら大きい方がオスだと決めてかかっているようだ。
2011/07/07
ゆーかり
絵リサベート・ツヴィルガー、文ハインツ・ヤーニッシュ。大きな赤い方舟。絵の中にはケンタウロス、ユニコーン、大雨の中傘をさす人びとも描かれています。不思議な雰囲気ですね。ノアって600歳だったの?ニューヨーク・タイムズ・ベストイラスト賞受賞作品。
2017/09/01
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