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まあたらしい一日

まあたらしい一日

まあたらしい一日

作家
いしいしんじ
tupera tupera
出版社
ビーエル出版
発売日
2022-10-24
ISBN
9784776410652
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まあたらしい一日 / 感想・レビュー

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(C17H26O4)

毒とか狂気とかのないいしいしんじ。たくさんの本の題名からのパロディ本。オマージュともいえる? 内容は元の本とは別ものだけど。ゆるくて奇想天外な小さな小さなおはなし27篇。とっても楽しかった。気に入りました。ニヤニヤしたり、ニコニコしたり、ふふってしたり、ぷっと吹き出したりしちゃった。奇抜な絵、これがまたおはなしにぴったり。 図書館で借りましたがこの本買おう! 元ネタの本も色々読みたくなるなあ。(おそらく全部に元の本があるんだろうと思うのだけど、分からないのもあった。なんかくやしいからがんばって考える)

2022/12/22

とよぽん

この本は、いしいしんじさんの「まあたらしい一日」という真新しい作品集だ。この方は読売新聞の「人生案内」という人生相談の回答者を務めていて、この方の回答を読むたびに何か哲学的な雰囲気を感じる。さて、この作品はとてもシュールな印象を与える面白さがあり、加えて挿入されている絵もなかなかに斬新奇抜である。私が一番惹かれた絵は、41ページの絵だった。ところで、私はこれまでいとうせいこうさんといしいしんじさんを正しく区別できずに今日に至っていた。お二人に謝りたい。ごめんなさい、失礼しました。

2023/04/02

ヒデミン@もも

どこかで見た絵だと思ったらtupera tuperaさん! いしいしんじさんのちょっと不思議でユーモアな物語とぴったり。どの短いお話も、タイトルからその本を思い出してしまうが、まったく別もの。どれも良かった。

2022/11/20

びわこっこ

読友さんから、『トリツカレ男』を薦めて頂いてから、いしいしんじ氏は気になる作家さんだ。この『まあたらしい一日』も、独特の不思議な世界を描きながら、大事なテーマを読者に投げかける。「日はまたのぼる」や「海辺の蚊フカ」、「細雪」などの小タイトルを目次で見たときに、名作のガイドブックかと思ったが、内容は全く違った。蚊のように小さな魚🐟フカなので、蚊フカというように。一つの話が、1ページ〜4ページと短文だが、内容はとてつもなく想像が拡がる。ぶたぶたくんは、二重の魔女の呪いによって、ぶたぶたくんに変わったそうだ。

2022/12/02

tomi

たまごばかり売っている「ピヨピヨスーパー」の店員さんがヒヨコだったり、犬がバタフライで泳いでると思ったらカッパだったり…不思議でどこかユーモラスなショートショート27篇。落語の「あたま山」風ファンタジー「ハッサンのぼうし」、ナンセンスユーモアがある「ぶたぶたくん」などが好き。tupera tuperaの斬新というか前衛的なイラストも面白い。

2023/02/18

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