KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

こっこさん

こっこさん

こっこさん

作家
こうの史代
出版社
宙出版
発売日
2005-02-10
ISBN
9784776791270
amazonで購入する Kindle版を購入する

こっこさん / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

yoshida

小学生のやよいは下校途中で鶏のこっこさんに出会う。やよいはこっこさんを飼うことにする。こっこさんとの日常が始まる。こうの史代さんの優しい絵柄のなか、こっこさんを中心にやよいの家族や同級生のチクリンの日常が描かれる。やよいの姉のはづきの先輩への淡い恋。やよいが犬に通せんぼされてる時に助けてくれるこっこさん。日常の中にさりげなく心の動きが描かれ、ついつい物語に引き込まれる。愛すべき日常を描くのは、こうの史代さんの真骨頂かもしれない。これからも継続して読んでいきたい作品です。暖かい読後感。素敵な1冊です。

2016/07/18

えちぜんや よーた

そもそも人間とニワトリの意思疎通は難しい。それを逆手にとって中学生と小学生の姉妹と、こっこさんの日常生活を面白くおかしく表現していると思う。特にシリアスなお話ではないけど、ふとしたことで、両者の疎通があったときにメチャメチャ綺麗なコマが入る。道端に生えている雑草でさえもいとおしく見える。平凡な日常にこそ美しさが見える世界観は、やはり「この世界の片隅に」に通じる。何回読み返しても飽きない。読んで損は決してありませんよw

2017/01/22

さらば火野正平・寺

先日、我が地元広島県のフリーペーパーを読んでいたら、この秋、こうの史代の『この世界の片隅で』がアニメ映画になり、この夏から舞台である呉市でこうの史代展があるらしい。アニメは苦手だが、こうの史代なら話は別だ。映画も展覧会も見に行こうと思う。こうの漫画のゆったりとした時間と広島の影、絵柄が好きである。この漫画は小学5年生のやよいが下校中に拾った鶏に「こっこさん」と名付けて飼う愛鶏記。こっこさんの凶暴が愉快(笑)。ギャグながら、すぐに先生に言い付けるチクリン(やよいの同級生)や、姉の恋にも優しい眼差しがある。

2016/05/21

ムッネニーク

68冊目『こっこさん』[こうの史代 著、2005年2月、宙(おおぞら)出版] 小学生のやよいと凶暴なニワトリ”こっこさん”が織りなすほのぼのコメディ。実家でニワトリを飼っていたという著者の少女時代の経験に基づき描かれたストーリーである。こうの漫画ではお馴染みの日常への暖かな眼差しと鳥類への愛情は本作でも現在。その優しさとノスタルジーで、心がギュッと掴まれる。なお、本作の後で描かれた『長い道』(2001〜2004)には、チクリンの継父と思われる人物がキーパーソンとして登場している。 〈コケコッコー〉

2024/05/28

ねむねむあくび♪

図書館の本。お気に入りさんの感想を読んで借りてみた。優しい絵と小学生の女の子の、素朴なお話。ノスタルジックな、昭和の健全な心優しい女の子。そういえば、自分が子供の頃は、野良犬も野良猫もいてちょっと怖かったり、鶏やアヒルを飼ってるお家まであったり。もっと動物が身近にいたな~。懐かしい気分になれました♪(*^ー^)ノ♪

2015/01/18

感想・レビューをもっと見る