マチキネマ (Next comics)

kanon

読了後すぐに、これは勿論漫画なのだけれど、案外サメマチオさん？小説書いてもいけるかもしれない、と思った。良い短編ばかりを描くから…でも何と言うか、一つ一つを読み終わった後の後味？が、小説のそれに近い気がしたのだ。不明瞭のまま終わらせると言うか、ぼかすと言うか、続きが気になると言うか。でもそれが逆に良くて、余韻にしばらく浸ったままでいて、その余韻に浸っている瞬間が一番幸せな、それに。でも短編なので、それが畳み掛けてやってくるから困る(笑)もう少しペース落としてよ！頼むよ！みたいな感じに常になっております。

2014/11/20

gelatin

★★★★　「番頭フォーリンラブ」が秀逸。言葉にはならない誰かの思いが暮らしに滲んでそのまわりをほの明るくするのかな。誰かの、秘めやかな恋の、そばにいたい。少しの切なさとおかしみを伴って。

2013/10/05

aoneko

これはホントにマキチネマ。徒然なるままに、ちょっと不思議でユーモラスなとこがいい。「この世界に信じられるものなどあるの？」への応えは、「信じられないから　信じないのではない」。そしてそこに足された駅員さんの一言。泣ける話を描こうとする作家がかけない理由。笑ってしまう迷子。...これはもしや、作者の実体験からきてるのかなと想わされるお話もちらほら。

2015/04/02

くり坊

サメマチオさんの漫画ははじめて読みました。独特の感触の短編集。 幻想の妄想的戦闘少女の話とか、変なTシャツを着ていた話とか、結構好きだ。

2013/09/09

sin

キネマのタイトルどおり、ショートショートの映画のような短編集。どれもホワッとしていて　読んでいて心地よい。

2013/08/25