母子叙情
母子叙情 / 感想・レビュー
yukari
岡本かの子とその息子、岡本太郎の親子の絆のようなものを垣間見ることができる。親子というより芸術でつながっているような。
2016/10/20
カールステンセン
岡本かの子が息子である岡本太郎との思い出を小説の形で描いた本。青空文庫で読めます。太郎はパリに留学していて母の元にはおらず、童女のような母は寂しいながらも息子の成長を見守る。離れ離れながらも心の底で深く結びついた親子の間の美しい愛情が繊細で鋭利な筆致で描かれていて、異様な感動を覚えました。いくら説明してもこの感動は伝わらないと思うのでとにかく一読をお勧めします。純文学とはこういうものかと思いました。
2019/04/02
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