木乃伊の口紅
木乃伊の口紅 / 感想・レビュー
みどり
表題作のみ。売れない物書きの夫婦2人が主人公。夫婦はとても貧しく、夫は妻に書けと言う。しかし夫は妻の書くものを小馬鹿にする。そんな夫から独立するため妻はいろいろなものを試み、すぐに諦めてしまう。ウーン、わたしから見ても、2人とも年不相応に子どもっぽくてなかなか感情移入が難しかかった。むしろ誰もが待っている子どもっぽいところ、嫌なことがあると放り投げてしまいたくなるような気持ち、そういうところをぎゅっと詰めたような2人だから読むのが辛かったのかな。”人のふり見て我がふり直せ”ならぬ...なんとやら。
2016/10/23
tajidanslemetro
この時代の女性視点私小説は新鮮だった。ラストの鮮烈なイメージ
2020/10/04
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