日和下駄 一名 東京散策記
日和下駄 一名 東京散策記 / 感想・レビュー
やいっち
原書は大正三年から一年あまり 三田文学での連載。つまり1911年の頃か。明治維新の我武者羅な近代化の陰に埋もれていった、消え去りゆく東京の面影を追う。実に味わい深い叙述が続く。 が、知られるように1923年に関東大震災。壊滅的惨状。だからこそ昭和(戦前)になって復刊。だけど15年戦争で再度潰滅。
2023/05/19
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺
現在でも東京の路地を巡ってはネット上で公開する人はいるので、完全に本作が過去になってはいない。とはいえさすがに単語に古さを感じて意味が通じないものも多数。 不忍池は今も健在で、時期によっては確かにハスが水面を埋め尽くし、その中に花が咲いている。ここは辛うじて昔を忍ばせている。 淫祇も現在はそこここに残っていて探す楽しみは今も健在。 閑地は、さすがに今そこまで大きなものは残っていないと思われ、思いがけず遭遇したかったと感じた。
2024/02/04
iwasabi47
日和サンダルとは行けない酷暑
2022/07/24
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